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【興行収入】庵野秀明監督『シン・仮面ライダー』週末動員ランキング初登場2位、『シン・ウルトラマン』の約半分のオープニング

【映画 ポスター 】シン・仮面ライダー 2023年3月17日 “仮面ライダー生誕50周年企画作品” 監督庵野秀明 主演 池松壮亮、滨边美波、柄本佑、冢本晋也 画用紙&木製フレーム アートパネル 壁絵 モダン 絵画 インテリア絵画 壁アート 壁掛け絵画 宣伝ポスター 印刷物(並行輸入)現代美術(60x90cm-フレームレス)

庵野秀明監督最新作『シン・仮面ライダー』が公開された。

 

  • シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース第4弾

シン・ゴジラ

シン・エヴァンゲリオン劇場版

シン・ウルトラマン

本作は『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『シン・ウルトラマン』に続く庵野秀明監督主導の『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』の『仮面ライダー』版。これまでの同ユニバースの興行収入は『シン・ゴジラ』が82.5億円、『シン・エヴァ』が102.8億円と社会現象級のメガヒットを記録する一方で昨年公開の『シン・ウルトラマン』は44.4億円と大ヒットではあるが、年に何本かある成功作程度の範疇に収まった。また作品評価の方でも『シン・ウルトラマン』は前2作品ほどの評価は得られなかった。そのため世間も2作連続社会現象級の作品を放った本ユニバースに対して「まー、必ずしも毎回『シン・ゴジラ』『シン・エヴァ』級の作品が供給される訳でもないよな」とやや冷静になったような気もした。

 

 

  • 『シン・ウルトラマン』の約半分のスタート

劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー

そんな流れの中で公開された『シン・仮面ライダー』だが、オープニング3日間での興行収入は5.42億円。本作の初日が18時解禁だったことから単純比較は出来ないがオープニング3日間で9.93億円を記録した『シン・ウルトラマン』対比で54.58%と約半分の出足。最終興行25億円程度が見込まれるスタートとなった。『仮面ライダー』の映画シリーズで過去最高興行収入を記録しているのは、2009年公開『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』の19.0億円のため、この後余程の失速をしない限りは同シリーズ最高のヒットになる見通し。一方で同ユニバースとしては過去最低、大作実写邦画のヒットの一つのラインとされる興行収入30億円も下回る可能性も高い。本作の製作費は未発表かつ同ユニバースとしては比較的リーズナブルな予算に収まっている、というかケチってるとの予想も多いが、仮に前3作品ほどの予算がかかっていなくても実写邦画としてはそれなりの予算をかけているのは確実だと推測されるため、やや物足りない結果なのではないか、と感じる。余談だがパンフレットでは企画・プロデュースが冗談半分か「僕としては、庵野さんを実写もアニメも興収100億円にいかせた最初の男にしたい」とも述べていたが、本作でそれを実現させるのはかなり難しそうだ。

 

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  • 情報伏せる宣伝も動員ランキング初登場2位

【映画パンフレット】わたしの幸せな結婚 監督 塚原あゆ子 出演 目黒蓮 今田美桜、渡邊圭祐、大西流星

本作は週末観客動員ランキングで『わたしの幸せな結婚』に首位を譲り初登場2位に甘んじたこともあり、今後ネットメディアを中心に「幸せという字から線を一本抜くと辛いになる」的なセリフをネタにしたネガティブな記事が複数配信されるのではないか、と思う。実際、SNSでは既にそうした投稿が複数確認でき、また「映画館に行ったら若い女性客と老人ばかりで、『わたしの幸せな結婚』の入場が始まると若い客が一斉に動き出してロビーには老人ばかり残った」という趣旨の報告もあった。今回、本作は『シン・エヴァ』『THE FIRST SLAM DUNK』に続いて情報を徹底的に絞る宣伝手法が取られていた。ただ個人的には『シン・エヴァ』『THE FIRST SLAM DUNK』公開直前の盛り上がりを感じることは出来ず、オープニング興行はその肌感覚を裏付ける結果となった。これはそもそも『仮面ライダー』に『エヴァ』や『スラダン』程世間の興味を引っ張るだけのブランド力はなかった、「初代『仮面ライダー』を見てないとマニアックな小ネタが分からないのではないか」などとライト層が必要以上にハードルを上げて敬遠している、『シン・ウルトラマン』の世評によって同ユニバースにかかっていたある種の魔法がとけてしまった、などの見方が出来るのではないか、と思う。また視聴率や映画の興行収入、オモチャの売上などの客観的データには表れない「ライト層の潜在的な『子供の頃に好きだったヒーロー』」が『ウルトラマン』と『仮面ライダー』ではどちらが高いのかも気になるところだ。

 

 

  • 最後に…

『シン・ウルトラマン』は公開時に「『シン・ゴジラ』と違って宣伝含めていつもの東宝の大作映画の一本という感じがする」との意見もあったが、今思えば米津玄師の主題歌や「巨大化長澤まさみ」のテレビCMなどキャッチーさがあったのも良かったのかもしれない。またこれは制作側にとっては想定外の部分もあったのだろうが、「メフィラス山本耕史」がネットでバズったのも口コミでの動員に繋がったのではないか、と感じる。果たして『シン・仮面ライダー』には今後更なる動員を見込める要素はあるのか… 現在SNSでは決してネガキャンのつもりではないことは承知しているが「庵野濃度高めでマニア向け」と動員には逆効果になりそうな感想も多い。閑散期の5月中旬公開だった『シン・ウルトラマン』に対して、直ぐにゴールデンウィーク向けの大作映画が封切られてしまう3月中旬公開というのも不安要素の一つだ。

 

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