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【コンフィデンスマンJP 英雄編/沈黙のパレード/バスカヴィル家の犬/ラジエーションハウス】フジ月9映画「興行収入」レポート2022

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2022年公開のフジテレビ月9ドラマの劇場版の興行収入振り返り。

 

  • コンフィデンスマンJP 英雄編

コンフィデンスマンJP 英雄編

長澤まさみ主演・古沢良太脚本の月9ドラマを映画化した『コンフィデンスマンJP』シリーズ第3弾。本シリーズは連ドラ時代こそ視聴率全話一桁と低迷していたが、劇場版シリーズでは2019年公開の1作目『ロマンス編』が興行収入29.7億円、2020年公開の2作目『プリンセス編』が38.4億円、そして3作目にして最新作の『英雄編』が29億円前後と大ヒット。一方でメインキャラの1人である東出昌大の不倫及び事務所退所スキャンダルや劇場版からのレギュラーキャラである三浦春馬及び竹内結子の自殺など常にネガティブな話題がつきまとうシリーズ。それでも安定した結果を残しているのは、やはり作品そのものの魅力のおかげか。これからもどんどんシリーズを重ねっていって欲しい。

 

 

  • 沈黙のパレード

沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)

東野圭吾原作の推理小説を福山雅治主演でテレビドラマ化したシリーズの劇場版第3弾。劇場版はテレビドラマ版の超常現象としか思えない不可解な事件を天才物理学者が科学の力で解き明かしていくポップなテイストとは異なり、「テーマソングをバックに湯川が数式を書いて思考を整理する」などのテレビ的演出を排した落ち着いたトーンで人間ドラマを描くのが特徴。2008年公開の1作目『容疑者Xの献身』が興行収入49.2億円、2013年公開の2作目『真夏の方程式』が興行収入33.1億円とそれぞれ大ヒットを記録しており、9年ぶりとなった3作目『沈黙のパレード』も30億円前後見込みと前作の記録に肉薄する根強い人気を見せた。続編も検討中というが、次も9年後となると流石に長すぎるので検討を加速させて欲しいものだ。

 

 

  • バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版

アーサー・コナン・ドイルが執筆した『シャーロック・ホームズシリーズ』を原案とし、舞台を現代の東京に置き換えた一話完結式の月9ドラマの劇場版。テレビドラマ版は「本文中でわずかにタイトルのみ言及されながら、その詳細は明記されていない事件」を描くパスティーシュだったが、劇場版は原作の中でも高い知名度を誇る『バスカヴィル家の犬』を原作にしてオリジナルストーリー。『沈黙のパレード』など『ガリレオ』シリーズの西谷弘監督らしくドラマ版の主人公のヴァイオリンでの思考整理パートをカットするなど、テレビドラマ版とは異なる劇場版ならではの演出を取るアプローチの作品となっているが、『ガリレオ』シリーズ程のヒットには至らず。ヒットさえすれば、今後も定期的に日本版『シャーロックホームズ』を映画館で観れたかと思うとやや残念だ。

 

 

  • 劇場版ラジエーションハウス

劇場版ラジエーションハウス

診療放射線技師と放射線科医の活躍を描く人気漫画を窪田正孝主演でテレビドラマ化した作品の劇場版。テレビドラマ版は『HERO』シリーズの鈴木雅之監督らしい職場の人間関係をコミカルに描く演出が受け、第1シーズン、第2シーズン共に世帯平均視聴率二桁を超えるヒットドラマとなった。そんな月9ドラマの劇場版となれば、『HERO』の興行収入や同じく医療系の『劇場版コードブルー』に次ぐ大ヒットも見込めるかと思いきや、意外にも興行収入10億円割れの見通し。予告編では隔離された島で未知の感染症流行など映画らしいスケール感かつ時勢にも合った物語をアピールしてたが、あまりウケなかった様子。ドラマの視聴率が好評なのに映画がコケるというパターンは久々かも。

 

  • 最後に…

来年の月9ドラマの劇場版は『イチケイのカラス』『ミステリーと言う勿れ』が公開予定。

 

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