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「女子高生が戦時中にタイムスリップして特攻隊員に恋をする」映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の原作を読んだ感想

「女子高生が戦時中にタイムスリップして特攻兵と恋に落ちる」という設定からかSNSで良くも悪くも話題の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の原作を読んだ。原作では映画と異なり、主人公は女子高生ではなく女子中学生だった。 原作者「戦争や…

【興行収入】鈴木敏夫P「ちゃんと採算とれました」、日本で失速の宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』が全世界で100億円突破

日本での興行収入が100億円割れ濃厚なスタジオジブリ・宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』が世界興行で100億円を突破した。 日本では失速、100億円に届かない見通し 本作は今年の7月に鈴木敏夫プロデューサーによる「宣伝しない宣伝」という名の「情報統制…

【『ゴジラ−1.0』の製作費(制作費)】山崎貴監督はXに「10億じゃ作れません」投稿、海外メディアは「$15 million」報道も…

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の製作費に対する駄文。 山崎貴監督「10億じゃ無理」 10億じゃ無理もっと掛かってます https://t.co/HVW8qlzfh9 — 山崎貴 (@nostoro) 2023年11月13日 どこぞでゴジラ-1.0制作費10億円説出てるみたいだけどそんなことあるかーい — 山…

【興行収入】「初代、シンに並ぶ最高の映画」、アメリカで『ゴジラ−1.0』が好成績!日本と海外で山崎貴監督への評価にギャップ

日本でも大ヒット公開中の山崎貴監督『ゴジラ−1.0』がアメリカで『GODZILLA MINUS ONE』のタイトルで公開された。オープニング興行は1103万ドルで初登場3位(※1)を記録したという。実写邦画の海外記録は『子猫物語』の1328万ドルらしい(※2)ので、本作が新記録…

テレビアニメ版『墓場鬼太郎』の水木の顛末に引っ張られて泣き損ねた映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』ネタバレ感想

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観た。 「小さい頃は好きだった」くらいのスタンス まず個人的な『ゲゲゲの鬼太郎』へのスタンスを示しておくと、小さい頃に当時放送していたテレビアニメやノイタミナ枠で放送されていた『墓場鬼太郎』、ウエンツ瑛士主演の実写…

「ゴジラが戦争のトラウマを解消する装置みたい」、『ゴジラ−1.0』は反戦映画?それとも先の戦争をやり直す戦意高揚映画?

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』には「ゴジラを倒すことで敗戦のコンプレックスを上書きしているだけの作品」「反戦映画に見せかけた戦意高揚映画」「日本の被害の側面しか描いていない」的な批判がある。 戦争やり直しモノ 実際、日本には「戦争やり直しモノ」的…

舞台は関東から関西へ!前作が関西ウケしなかった理由が分かる関東視点の『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』ネタバレ感想

\\ \\ \\ // // //本ビジュアル到着 主題歌は #はなわ さん// // // \\ \\ \\「そうだ 関西、行こう。」麗と百美が〈自由と平等〉を謳う──そして!主題歌ははなわさんの「ニュー咲きほこれ埼玉」に決定#なぜだろう公式の涙腺が崩壊する曲 pic.twitte…

【朝井リョウ原作『正欲』ネタバレ感想】「水に性欲を感じる人」を「水フェチ」扱いは「性的嗜好」と「性的指向」を混同か

ネタバレ注意 朝井リョウ原作『正欲』を実写映画化した作品が公開された。自分はまだ映画は観れてなくて原作しか読んでいないが、SNSで感想を観ていると「水に性欲を感じる人」のことを「水フェチ」扱いしている人が多い印象を受けて違和感を抱く。 「性的嗜…

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』、「『永遠の0』批判へのアンサー」と「『政府が信用できない』の先」と「国に対する距離感」

ネタバレ注意 山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が『永遠の0』批判へのアンサーと指摘される理由と「政府が信用できない」の行き着く先と監督の過去作から見る日本との距離感の話。 『永遠の0』批判へのアンサーと指摘される理由 『ゴジラ−1.0』は「『永遠の0』批判…

【ネタバレ感想】「まだ戦争は終わってない」と「この国は命を粗末にしすぎてきました」、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』と「戦争」

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』と戦争の話。 本作の神木隆之介演じる主人公・敷島は特攻兵でありながら「機体が故障した」と嘘をついて特攻を免れる。当時を生きる日本人からすれば安藤サクラ演じる澄子のように「この恥知らずが!」と罵る人も多いのだろうが、今…

【アニオリ】「これは僕たちがやったことだ」、原作から変わったアニメ『進撃の巨人』最終回のアルミンとエレンの「最期の会話」

テレビアニメ『進撃の巨人 The Final Season完結編(後編)』を観た。 一番グッと来たのはアルミンとエレンの最後の会話が原作から変更されていたシーン。原作ではアルミンはエレンに「ありがとう 僕たちのために… 殺戮者になってくれて… この過ちは絶対無駄…

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が『ドラクエ ユアストーリー』と違って好評価寄りなのは「自由度の高いIP」かつ「王道」故か

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』が好評価寄りなのは『ゴジラ』が比較的自由度の高いIPだからではないか、と感じる。 昨年、山崎貴監督が『ゴジラ』最新作のメガホンを取ると発表された際にネットでは不安な声が相次いだ。その理由の一つに「山崎貴監督は原作にない…

ゴジラは戦争と核兵器のメタファー、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』と『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』の類似点

山崎貴監督の『ゴジラ−1.0』は金子修介監督『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(以下『GMK』)との類似点が多い。以下両作品のネタバレ注意。 熱線後に「キノコ雲」 山崎は「『ゴジラ-1.0』も『GMK』の影響下にあります」と明言(中略)「『GMK」の…

【ネタバレ感想】山崎貴監督『ゴジラ−1.0』と「政府」と「民間」と「コロナ」と「東京五輪」と「ナショナリズム」

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』は「民間」が一つのキーワードとなっている。 本作は戦後直後の日本、つまりは「政府が最も機能していない時代にゴジラが上陸したら…」がコンセプトになっている。これだけでも十分面白そうではあるが、パンフレットなどを読むと制…

【『ゴジラ−1.0』ネタバレ感想】銀座のシーンで「多くの人が見たいゴジラ」を映像化する「山崎貴監督作品らしさ」

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』の銀座シーンからは物凄い「山崎貴監督作品っぽさ」を感じた。 SNSでは本作の銀座シーンは高く評価されている印象を受ける。一方で「思ったよりマイナス感はない」との評価も一定数ある。実際ゴジラが銀座に上陸するシーンはシリア…

山崎貴監督「もう一本くらい撮らして」、『ゴジラ−1.0』の続編は『シン・らんまん』でビオランテ?それともキングギドラ?

ネタバレ注意 『シン・ゴジラ』公開後「次の国産ゴジラは難しい」と散々指摘されていたが、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』公開後は「もっと難しくなったのではないか」と心配する声が多くなった様子。 神木隆之介主演「ゴジラ―1.0」が大ヒットスタート 「いか…

過去には「前の経験を生かせる機会がない」発言、山崎貴監督『ゴジラ−1.0』のVFX(CG)が高評価なのは「集大成的映画」故か

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』のVFXが高評価だ。 「前の経験を生かせる機会がない」 僕らの場合だと、昭和の世界を作った後には宇宙戦艦の映画を作り。それから戦闘機の映画を作った後にはクリーチャーの映画を作ってという感じで。毎回、1から勉強し直さないと…

『ALWAYS 三丁目の夕日』が始まらずに『永遠の0』批判へのアンサーが描かれる山崎貴監督『ゴジラ−1.0』ネタバレ感想

山崎貴監督『ゴジラ−1.0』を観た。 終戦直後の日本が舞台のゴジラ 本作は2016年公開の庵野秀明総監督『シン・ゴジラ』以来7年ぶりの国産ゴジラ。『ゴジラ』シリーズは2000年代初頭辺りに公開された「ミレニアム」シリーズが興行不振に陥り、2004年公開の『ゴ…

「バーベンハイマー」「完璧で究極のゲッター」「君生きバード」、流行語大賞に便乗して2023年に印象に残ったワード羅列

2023年の流行語大賞ノミネート30語が発表された。エンタメ枠からはテレビアニメ『推しの子』とその主題歌『アイドル』、TBSテレビ日曜劇場『VIVANT』とその派生から「別班」がノミネートされた。以下、個人的に「今年流行ったな〜」もしくはインパクトがあっ…

【アメリカ/韓国/フランス】海外の宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』の予告編やポスターまとめ

海外の『君たちはどう生きるか』の予告編やポスターとかのまとめ。 アメリカ THE BOY AND THE HERON from Hayao Miyazaki and Studio Ghibli opens in theatres nationwide and IMAX on December 8.https://t.co/wqel2S3Oks pic.twitter.com/iUM0697YIS — GK…

【ALWAYS 三丁目の夕日/永遠の0/アルキメデスの大戦/寄生獣/海賊とよばれた男】『ゴジラ-1.0』に絡めた山崎貴監督映画オススメ

山崎貴監督『ゴジラ-1.0』に絡めた過去の山崎貴監督作品のオススメ。ただし『ゴジラ-1.0』公開前なので作品は未鑑賞時点。 ゴジラも登場、昭和を描いた代表作 山崎貴監督といえば昭和の東京の下町を舞台に夕陽三丁目に住む人々の姿を描いた人情映画『ALWAYS …

ドラマ『TRICK(トリック)』で仲間由紀恵演じる山田奈緒子が上田教授と共にインチキ霊能力者の超常現象をマジックで暴く理由

テレビドラマ『トリック』の再放送に便乗して、山田と上田の関係性についての雑感。 山田奈緒子は「矛盾した存在」 『トリック』シリーズは仲間由紀恵演じる自称”超売れっ子(巨乳の)美人マジシャン“の山田奈緒子が物理学者の上田次郎と共に「お前のやった…

【腫れ物扱い?】原爆の父を描くクリストファー・ノーラン監督映画『オッペンハイマー』公開未定は日本ではなくアメリカ側の判断か

クリストファー・ノーラン監督の原爆の父を描く伝記映画『オッペンハイマー』はついに日本公開が未定のまま本国・アメリカでのソフトリリースが決まった。 未だに日本公開の有無すら未定 筆者も関係先に探りを入れているものの、いまだに不明。いろいろ聞く…

ドラマ『ポケットに冒険をつめこんで』の主人公・まどかは28歳なのに20年前に初代『ポケットモンスター 赤』を遊んでいる違和感

youtu.be テレビ東京で放送している西野七瀬主演『ポケットに冒険をつめこんで』を観た。 28歳の主人公、『ポケモン 赤』発売当時は… 本作は学生時代に憧れていたクリエーターを目指して東京の小さな広告代理店に転職した28歳の主人公・まどかが子供の頃遊ん…

【Z世代/LGBT/#MeToo】かつて「ゆとり」と揶揄された世代に押し寄せる新時代の波、『ゆとりですがなにか インターナショナル』感想

映画『ゆとりですかなにか インターナショナル』を観た。 かつて「ゆとり」と揶揄された世代 本作は2016年に日本テレビ系列で放送されていた宮藤官九郎脚本の同名連続ドラマの劇場版。連ドラ放送当時「ゆとり世代」と揶揄されていた「ゆとり第一世代」のその…

【愛国ポルノ?】ベキ「日本には考えの違う相手を尊重する美徳がある」、堺雅人主演・日曜劇場『VIVANT』最終回のモヤモヤ

日曜劇場『VIVANT』の最終回が放送された。 本作は福澤克雄監督のTBS定年退職記念として製作されたドラマ。まず一局員の定年を機に『半沢直樹』の堺雅人、『下町ロケット』『ドラゴン桜』の阿部寛、『陸王』の役所広司、『ブラックペアン』の二宮和也など主…

乾く前のセメントに落とされた跡は早いうちに修復を、菅田将暉主演・映画『ミステリと言う勿れ』ネタバレ感想

ネタバレ注意 映画『ミステリと言う勿れ』を観た。 原作ファンからは不評だった風呂光さんの出番は… 本作は田村由美の同名漫画をフジテレビの月9枠でドラマ化した作品の劇場版。ドラマ版では飛ばされた原作の人気エピソード「狩集家遺産相続問題」の実写化と…

【忖度】ジャニー喜多川「性加害」問題で「新しい地図」や「TOBE」などジャニーズ事務所独立組のテレビ出演の行方は…

ジャニーズ事務所は創業者兼元社長のジャニー喜多川氏の性加害は「あった」との認識を示した。本件では様々な論点があるが、「テレビでのジャニーズ事務所独立組の扱いはどうなるのか」も注目の的の一つだ。 SMAP解散前から「派閥」問題で注目 bunshun.jp ジ…

ジャニー喜多川元社長の「性加害」認めたジャニーズ事務所、今後のジャニタレ出演ドラマはスポンサー次第か

ジャニーズ事務所が創業者にして元社長であるジャニー喜多川氏による性加害は「あった」との認識を示した。 秋クールも多くのジャニタレ出演ドラマが放送 本件には様々な論点があるが、ここでは「今後ジャニーズ事務所のタレントはテレビに出演し続けるのか…

スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサー「『君たちはどう生きるか』の大叔父のモデルは高畑勲監督でインコ大王は宮﨑駿監督」考察

宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』が公開中だ。 大叔父は高畑勲、インコ大王は宮﨑駿 『SWITCH VOL.41 NO.9 ジブリをめぐる冒険』で鈴木敏夫プロデューサーは「高畑勲さんがこの大叔父のモデル」「あの塔はたぶんジブリ」「宮さんは『インコ大王は自分だ』…