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2021-01-01から1年間の記事一覧

東大合格請負漫画『ドラゴン桜2』完結、水野の「頑張って」と桜木が早瀬と天野に伝えた「一番大切なこと」

三田紀房先生の『ドラゴン桜2』が完結した。 龍山高校に桜木と水野が帰ってきた! 『ドラゴン桜』は三田紀房先生が2003年から2007年まで講談社の『モーニング』で連載して、テレビドラマ化もされた大ヒット漫画。物語は経営破綻寸前の底辺高校を清算しようと…

中学生マインドが蘇る菅田将暉主演『キャラクター』のエンディング後の「刃物の音」の意味

2021年6月11日(金)、菅田将暉主演『キャラクター』が公開された。 マンガ原作者が脚本のオリジナルスリラー 日本ではオリジナル脚本の実写邦画が興行収入10億円以上ヒット作品になるケースは殆どなく、コンスタントにオリジナル脚本でヒットを出し続けている…

【佐藤健×大友啓史】「白梅香」の香りがしない『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ネタバレ感想

2021年6月4日(金)、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開された。 歴史的傑作『追憶編』の呪縛 和月伸宏先生の『るろうに剣心』は1994年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』の暗黒期を支えた漫画で、1996年から1998年にかけてはフジテレビでアニメも…

【佐藤健×大友啓史】『るろうに剣心 最終章 The Final』ネタバレ感想、「薫死亡シーンなし」の是非

2021年4月23日(金)、『るろうに剣心最終章 The Final』が公開された。 原作と同じかそれ以上の轍を踏んだ実写映画版 youtu.be 別記事で本作の原作である『人誅編』が「剣心の物語の終着点として一定の評価を得る一方で、少年漫画らしいスケール感溢れる熱い…

【和月伸宏】『るろうに剣心 最終章 The Final』原作『人誅編』の人気がイマイチな理由と再評価の声

2021年4月23日(金)、『るろうに剣心 最終章 The Final』が公開された。今回は本作の原作である『人誅編』人気がイマイチな理由と擁護意見・再評価の声について記す。 原作人気がイマイチの『人誅編』の実写映画化 実写映画版『るろうに剣心』シリーズは2013…

パラレルワールドの東京オリンピック開幕前が楽しめる『劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸』

2021年4月16日 (金)に公開された『名探偵コナン 緋色の弾丸』はある種の人にとっては理想とも言えるパラレルワールドの東京オリンピック開幕前が楽しめる作品だ。 「WGS」と「超真空伝導リニア」という軸 youtu.be 本作は青山剛昌の人気コミックをアニメ化し…

最後のコマではなかった「お前は自由だ…」、『進撃の巨人』最終回で再認識した作品全体の印象を決める「最後のコマ」

ネタバレ注意 諫山創先生の『進撃の巨人』が完結した。 【ネタバレ】『進撃の巨人』最終回の個人的な疑問へのセルフアンサー→エレンが×を×に向かわせた理由→山小屋での会話→「お前は自由だ…」と最後のコマ→始祖ユミルとミカサ→マフラーと鳥とエレン - 溺れる…

「エレンが巨人を母親に向かわせた理由」「ミカサとの山小屋での会話」「マフラーを巻いた鳥」、『進撃の巨人』最終回ネタバレ感想

ネタバレ注意 諫山創先生の『進撃の巨人』が完結した。今回は最終回で疑問に思ったところをネタバレ全開でセルフアンサーしていくという悲しい記事。ここに書いてある見解はあくまでも最終回発売当時のものであり、明日は全く別の見解を持っている可能性を初…

庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の赤い海辺に居たアスカは「惣流」なのか「式波」なのか問題

ネタバレ注意 庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が大ヒット公開中だ。今回は本作における赤い海辺のシーンに居たアスカは「惣流」なのか、「式波」なのかという話題の個人的な認識を書く。 まずあのシーンは「アスカが式波タイプのクロー…

映画興行収入レポート2020/ランキング上位10作品解説、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が国内興行収入歴代1位

2020年度の映画興行振り返り。前編は興行収入トップ10の解説。数値は「日本映画製作者連盟」発表データから引用。 第1位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 公開日:2020年10月16日(金) 公開館:403館 オープニング:46億2311万7450円(3日間) 東京都・新規感染者:18…

庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ネタバレ感想、アスカとケンスケに想う

ネタバレ注意 庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が大ヒット公開中だ。今回はアスカとケンスケについて書いていく。 宮村優子「ケンケンは恋愛感情ではなく親子感情」 宮村 優子のファンクラブ MIYAMURA YUKO Corp.ファニコンにて久しぶり…

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラストで、『エヴァ』が庵野秀明監督の「プライベート・フィルム」だと再認識した話

ネタバレ注意 庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が大ヒット公開中だ。今回は本作のラストシーンについての自分の感想と解釈を書いていきたい。 「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」 本作に関して、ネットでは庵野秀明監督の奥さんであ…

庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、旧劇場版『Air/まごころを、君に』と比較したネタバレ感想

ネタバレ注意 庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観た。今回は旧劇場版と比較をしながらの感想を書いていきたい。 シンジ 前作『新劇場版:Q』の展開によって鬱状態となったシンジ。本作の前半はトウジやケンスケ達が住む「第3村」でシン…

庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を公開初日の朝に観に行くまでの話

2021年1月8日(月)、2012年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』から8年以上の時を経て庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』がついに公開された。当時『ヱヴァQ』を劇場で鑑賞した際は、まさか『シン・エヴァ』公開までの間に庵野監督が宮崎…

【比較】庵野秀明総監督作品『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』、批判集めた「前作から14年」「ミサトの冷たい反応」

庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開された。それに便乗する形で『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの感想を書いていこうと思う。3回目は2012年に公開され、興行収入53.0億円のヒット作品となった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』を…

【比較】庵野秀明総監督作品『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、テレビアニメ版と同じシチュエーションで異なる展開

庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開された。それに便乗する形で『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの感想を書いていこうと思う。2回目は2009年に公開され、興行収入40億円のヒット作品となった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を…

【比較】庵野秀明総監督作品『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、テレビアニメ版から大幅強化された「ヤシマ作戦」

庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開された。それに便乗する形で『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの感想を書いていこうと思う。初回は2007年に公開され、興行収入20億円のヒット作品となった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を扱…

学校で起きる事件も真相も主人公も想像の斜め上を行く藤原竜也主演ドラマ『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』感想

フジテレビ系列で放送されていた藤原竜也主演の連続ドラマ『青のSP』の最終回が放送された。 学校で起きる事件も真相も斜め上 3ヶ月間、ありがとうございました。この作品で出会った、全てのキャスト・スタッフ・視聴者の皆さまに感謝です。嶋田にも感謝。「…

冒頭のカーアクションがピークとなってしまった藤原竜也主演の国産スパイアクション映画『太陽は動かない』感想

藤原竜也主演『太陽は動かない』を観た。 国産スパイアクション映画 youtu.be 今回の藤原竜也は「24時間ごとに『秘密組織:AN通信』に定期連絡をしないと死に至る爆弾を胸に埋め込まれた日本人エージェント」という役所。予告編を観ると「全人類の未来を決め…

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が初日8億円、OP7日間33億円、最終興行収入100億円視野の大ヒットスタート!

2021年3月8日(月)に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの完結編である庵野秀明総監督作品『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開された。異例となる月曜公開となった背景には「当初、公開日前日の3月7日(日)に緊急事態宣言が解除される予定だったから」…

コロナ禍の映画館復活を託されたクリストファー・ノーラン監督作品『TENET テネット』の「皮肉な結果」

新型コロナウイルス感染拡大により窮地に陥った映画館を救うことを期待されたクリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』。日本では興行収入27.4億円と同監督作品としては国内2番目のヒットを記録する一方で、全米興行収入と世界興行収入はかなり…

『TENET テネット』がコロナ禍の日本でクリストファー・ノーラン監督史上2番目の興行収入を記録した理由

2020年9月18日に公開されたクリストファー・ノーラン監督作品『TENET テネット』の日本での最終興行収入が27.3億円だったと発表された。この記録は日本での同監督作品では『インセプション』に次ぐ2番目の興行収入である。 『インセプション』ヒットの理由は…

大河ドラマ『新選組!』の便乗に始まり、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の便乗に終わる『銀魂 THE FINAL』

2021年1月8日に公開された『銀魂 THE FINAL』が動員ランキング12週連続1位を記録していた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を破り、週末動員ランキング初登場1位スタートを切った。最終興行収入は18億円を超えてシリーズ最高記録を更新している。 最終回まで…

「エマとママの運命の対比」を強調した実写映画版『約束のネバーランド』

ネタバレ注意 『週刊少年ジャンプ』で連載されていた大ヒットコミックスの実写映画版『約束のネバーランド』を観た。 原作からの年齢変更で生じた違和感 本作は「原作では11歳の主人公たちの年齢を役者の年齢を考慮して、15歳に設定変更している」という点か…

『STAND BY ME ドラえもん2』の興行収入が前作から大幅ダウンした理由

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が国内興行収入の歴史を塗り替えるヒットを記録する中に公開された山崎貴監督最新作『STAND BY ME ドラえもん2』の最終興行収入は28億円前後見込みだという。これは興行収入83.8億円の大ヒットとなった前作『STAND BY ME ド…

「忘れん棒」の使い方から山崎貴監督のブレない「ドラえもん像」を感じた『STAND BY ME ドラえもん2』

ネタバレ注意 2014年に公開され興行収入83.8億円の大ヒットを記録した山崎貴監督作品『STAND BY ME ドラえもん』の続編『STAND BY ME ドラえもん2』。本作は原作でも「泣けるエピソード」として名高い「おばあちゃんのおもいで」「ぼくの生まれた日」「45年…

「さようなら、ドラえもん」で終わらず、「帰ってきたドラえもん」まで描いた『STAND BY ME ドラえもん』

2014年に公開され、興行収入83.8億円の大ヒットを記録した山崎貴監督作品『STAND BY ME ドラえもん』。本作は原作にある「未来の国からはるばると」「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」「さようなら…

『鬼滅の刃』最終23巻の発売タイミングと新聞広告

『鬼滅の刃』最終23巻が2020年12月4日に発売された。初版は395万部でコミックス累計発行部数は1億2000万部を突破したという。 本作の『週刊少年ジャンプ』での完結は同年の5月だった。当時は本誌完結からコミックス最終巻発売までの期間を開けすぎだと感じた…

公開当時とは一変した世界で地上波初放送された新海誠監督作品『天気の子』

2021年1月3日(土)にテレビ朝日で地上波初放送された新海誠監督作品『天気の子』(興行収入141.9億円)の視聴率が8.8%だったと発表された。 2016年に公開され、興行収入250.3億円の大ヒットを記録した『君の名は。』が2018年1月3日に地上波初放送された際の視聴…

2020年地上波放送映画視聴率レポート/大ヒットテレビ局製作映画『翔んで埼玉』『キングダム』が高視聴率!

2020年に地上波で放送された映画作品の視聴率についての解説エントリー。平均視聴率(関東地区)はビデオリサーチから引用。 2020年視聴率上位10作品 第1位 翔んで埼玉 16.7% 放送日:2020年2月8日(フジテレビ) 第1位は第43回日本アカデミー賞最多受賞作品でも…